じゃらんじゃらん歩いて行こう!- クアラルンプール マレーシア (Kuala Lumpur, Malaysia)

マレーシアへ初めて行ったのはちょうど21世紀を迎える頃。夜中に到着して、妹と2人でタクシーを飛ばしてチャイナタウンへ向かったのを覚えています。途中、高速道路の薄暗い街灯の後ろに、生い茂るジャングルが見えました。

チャイナタウンでぽとっと降ろされ、誰もいない暗い街を、ゲストハウスを探してさまよい、じゃばら式の扉の向こうで眠りこけている、宿のスタッフを叩き起こして、ようやくその夜の寝床にありつけたのでした。そんな、想い出のマレーシアへ10年ぶりに行ってみました。

マレーシアは他民族国家です。マレー系6割、中国系3割、残り1割をインド系が占めます。イギリス植民地時代に中国人やインド人が労働力として連れて来られた結果、他民族化が進みました。

そのため、先住民であるマレー人を優遇するブミプトラ政策1973年より施行されています。また、マレーシアには13州ありますが、そのうち9州にはそれぞれ首長(スルターン)がいて、その中から選挙で任期5年の国王が選ばれます。

世襲制ではなく、選挙で国王が選ばれるところが、とてもユニークでマレーシアらしいと言えます。

クアラルンプールでの宿は、Royale Chulan Hotel です。KL一番の繁華街、ブキッビンタン(Bukit Bintang)の端っこにありますが、ホテルの前には大きい道路があり、横断歩道の信号は壊れていました。(KLではよく信号が壊れていますが、何故か放置されています!)

その道路を渡らないと繁華街へは行けないので、ものすごい速さで走ってくる車のタイミングを見計らって、走って道路を渡らねばならず、ブキッビンタンは近くて遠い存在でした。

ホテルは綺麗でとても快適ですが、早朝に隣の部屋からお祈りの声が聞こえてきて起きてしまいました。マレーシアではどのホテルの部屋でも、イスラム教の聖地メッカの方角を指し示す、矢印のシールが天井に貼られています。

Royale Chulan での朝食ブッフェはバラエティに富んでいて、日本食、マレー食、洋食、チャイニーズが楽しめ、食いしん坊な私は大満足でした。

マレーシアと言えば、プロウンミー (Prawn mee) です。海老の出汁が効いた、甘辛いスープがとっても美味しいです。

ホテルの裏手にある、従業員食堂のようなところで食べた、ホッケンミー(Hokkien mee) は辛くてこってりした味です!
クアラルンプールと言えばセントラルマーケットです!Pasar Seni 駅から歩いてすぐ、脇にはチャイナタウンがあります。

驚きなことに、10年前と全く変わらない様相をしています。2階建の細長いビルには、お土産屋さんがビッシリ入っていて、民芸品や特産品のピューター(スズ製品)、バティック染め、衣類や食品も売られています。

なまこ石鹸定番のマレーシア土産の一つのようですね。お土産の他には飲食店やマッサージ屋、それからDR. FISH (小さい魚が足をつついて綺麗にしてくれる)もありました。せっかくイスラム教の国にいるので、イスラム美術館(Islamic Arts Museum Malaysia)へ行ってみました。ここはとってもおススメです!

街の中心からは少し離れたところにあるので、タクシーで行くのが良いかもしれません。イスラム教とは全く関わりの無い人生を送ってきた私でも、とても楽しめました。

見たことも無い、珍しい装飾や色使いの美術品はとても美しく、ショップも充実しているので、何か記念になる物を見つけられると思います。

私がとても楽しみにしていたのが、併設レストランでのランチブッフェです!フムスやスパイスの効いたスープ、チーズやオリーブを使ったサラダ、そして甘いプディングやナツメヤシの実などのドライフルーツが、食べ放題なのです。
近くには国立モスク(Masjid Negara)もあります。イスラム教徒がお祈りしていない時間でないと入れないので、その時間を狙って向かいます。

女性は紫色のローブを着て、頭からケープをかぶって入場します。めちゃくちゃ暑くて湿気が物凄い状態の中、体を覆うので、ローブが汗でひっつきます。ひんやりした大理石の床が涼しげです。好奇心の旺盛な私は、チョウキットマーケットへも行ってみました。このエリアは治安がよくないエリアらしく、少々、緊張しながら歩きます。観光客らしい人は誰も見かけません。というのも、別に観光スポットではないからです。

マーケットは団地と古めかしいホテルの間にあり、東南アジアらしい、ワイルドな臭いと、ごちゃまぜなカオティックな空間が広がっています。何でも売っているのですが、生ものエリアで牛の生首を見つけた時にはさすがにビックリしました!

晒し首のようにドカっと置かれた牛の頭には包丁が突き刺さっていました。。。。

ペトロナスタワーの近代的な姿とは対照的な、下町の雰囲気たっぷりのチョウキットでした。
次はマラッカへ向かいます!

宿泊:The Royale Chulan Hotel

http://www.theroyalechulan.com

 

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