魚と人と – プサン 韓国 (Busan, Korea)

ソウルからKTX(韓国高速鉄道)2時間半釜山に着きます。 KTXは時速300キロ、車両はフランスのTGVの技術が導入されていて、新幹線に乗っているかのような気分になります。

窓から外を眺めると、次から次へと山ばかりで、単調な景色に手持ち無沙汰になりました。釜山は港街で、ソウルとはまた全然違った雰囲気の街で、人も街も気取らず、真っ直ぐな印象を受けました。

ホテルを予約しないで行ったので、とりあえず駅前の東横インで、空室があるか聞いてみましたが、生憎、週末だったからか、満室でした。その横にある、アリランホテルに聞いて見ると、部屋があるというので、そのままチェックインしました。

部屋に入って見ると、暗く、カーテンは色あせ不気味な柄のカーペットにはシミがあり、バスルームはバラバラ殺人が行われそうな雰囲気でした。恐れをなした私は、部屋を見せてもらってからにすればよかった、と後悔しましたが、寝るだけと思いそのまま宿泊することにしたのでした。

スタッフの皆さんはとても親切だったので、こんな事を言って申し訳ないです!けれど、チェックアウトする頃にはこの部屋にも慣れてしまいました。

釜山の駅近くには、チャイナタウンがあります。そしてチャイナタウンなのに何故かロシアのお店も少なくはありません。商売をしているロシア人が多いのです。釜山と言えば、やっぱりシーフードです。辛いチャンポン麺はとてもメジャーなので、大体どの店でも食べれます。魚介の出汁が出ていて美味しい〜チャガルチ市場へレッツゴー!市場へ近くにつれ、カラフルなパラソルが見えてきました。

まずは、お祭りの夜市のように並ぶ、外のブースを見学します。築地では見かけなないような魚介類が多くあります。種類も量も、ものすごく多く、全部売り切れるんだろうか、と素朴な疑問が浮かびます。こうして見ると、どの店先もアジュンマ(おばさん)がいて、アジョシ(おじさん)はどこにもいません。男が魚を捕り、女が売るのでしょうか?

ずんずん奥へ進むと、魚がここで水揚げされるであろう、屋根付きのスペースに出ました。日本の地方の水産市場のようです。チャガルチ市場のチャガルチとは、砂利、という意味だそうですが、この市場は、1950年の朝鮮戦争の時に、避難民の食糧不足を解消するために、砂利の畑で、露天で魚介類を売り始めたのが始まりだと言われています。

1970年には多くの露店はビル内へ移動し、更に、このビルは2006年には7階建の近代的なビルとして生まれ変わりました。市場の外れには、乾物業務用品のような、様々なものを売る店が軒を連ねます。本当に、何でもあります〜釜山を1日見て回る時間がなく、旅のハイライトはこのチャガルチ市場でしたが、次回訪れた際には、釜山港から見渡せる、山の中腹の家々の辺りを訪れてみたいものです!次回に乞うご期待!

宿泊: アリランホテル (閉店)

 

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