フォルモサと呼ばれた島 – 台北 台湾 (Taipei, Taiwan)

かつて「フォルモサ」と呼ばれていた台湾ですが、フォルモサとはポルトガル語美しい島、という意味だそうです。ポルトガル船の船員が、航海中に偶然、台湾を発見し、その美しさに「フォルモサ!=美しい島!」と叫んだ事から、フォルモサと呼ばれるようになった、という説があります。

15〜16世紀大航海時代にはオランダの統治下に置かれていましたが、の再興を目指した鄭成功(てい せいこう)がオランダから台湾を奪還しました。その後、鄭一族の統治も3代で終わってしまうと、によって統治されるに至りました。

1894年、1895年日清戦争で清が敗北すると、台湾は日本の統治下に置かれ、日本政府は、関東大震災の立て直しを担った、後藤新平を派遣し、教育やインフラ整備に力を入れました。

日本の統治は50年ほど続きますが、太平洋戦争に敗北した事により、台湾から撤退します。その頃、中国本土では毛沢の中国共産党と蒋介石の国民党が対立、内戦が激化していました。

結果、毛沢東の勝利により1949年に中華人民共和国が誕生しましたが、一方、蒋介石の国民党は、台湾へ追いやられてしまったのでした。

初めての台湾、台北での宿泊先は台湾人の友人宅です。通化街にあり、夜になると道路を挟んで向こう側には臨江街の夜市が出現します。最高のロケーションです!

ナイトマーケットが大好きな私は、特に用事も無いのに、毎晩、夜市に通い詰め、友人からは、またパトロールに行くの?と半ば呆れられました。

家の近くには映画館、マッサージ屋、レストラン、等、なんでも揃っていて、飽きることがありません。

友人が幼い頃、彼のお父さんによく連れて行ってもらったという、汁なし油麺を食べに行ってみました!創業65年の老舗阿田麺というお店で、MRT雙連駅から歩けます。

まだ朝早いというのに、お客さんの往来が多い店で、ひっきりなしにもの凄いスピードで目の前をどんぶりが飛んでゆきます。

汁なし麺は、実は初めて食べましたが、味がしっかりしていて美味しく、ペロリと食べてしまいました!トッピングのフライドオニオンがアクセントになっています。

MRT(地下鉄)は東西南北に走っていて、主要な観光地にはMRTでアクセスできます。MRT東門駅から、台北へ行ったら是非訪れてみたいと思っていた、東門市場を目指します。1930年に出来た歴史ある市場で、昔から地元の人たちに愛されてきた、生活臭たっぷりな市場です。

東門市場から永康街は徒歩5分程です。永康街には小籠包で有名な鼎泰豐(ディエンタイフォン)など、美味しいレストランや、お洒落な小さなお店が、軒を連ねています。

台湾と言ったら、やっぱりマンゴーのかき氷!これはどうしても食べたかったのです〜。Smoothie House で、マンゴーがこぼれ落ちる程トッピングされた、かき氷を堪能しました。

台湾でもう一つ思い出す食べものと言えば、小籠包です。明月湯包(ミンユエンタンパオ)の通化街店でいただきました。

ショウガの千切りと一緒に食べると、凝縮されたスープと、ホロホロのひき肉、ピリッと爽やかなショウガの風味が混ざり合い、口の中でふんわりと広がります。

迪化街には19世紀末〜20世紀初頭レトロな建物が並びます。淡水川に面するこの街は元々は商品の積出港だったそうです。

乾き物や漢方、フカヒレなどの高級食材が売られる問屋街ですが、中でもカラスミがよく目につきます。近くには、縁結びの神様月下老人で有名な霞海城隍廟があります。手順に沿ってお参りすると、赤い糸の入ったお守りが貰えます。

一味違った夜市を見学したく、華西街観光夜市へ行ってみることに。MRT龍山寺で降りて、まずは1738年に建立されたという龍山寺へ。

地下から地上に出ると、何だか一気に下町エリアに来た感じがします。日本のどこかの街の風景と似ている気もします。龍山寺は最もご利益のあるお寺として地元の人たちが足繁く通うお寺です。

歩いて華西街観光夜市へ向かいます。この夜市は他の夜市とは、少し趣が異なります。大人の夜市といったところでしょうか。

最近はかなり寂れていますが、アーケード商店街の両脇に、下着や漢方薬、大人のおもちゃなんかも売っています。勿論、檳榔スタンドもあります。

シーフードレストランが多くありますが、すっぽんなど、滋養強壮に良いとされるものがメインメニューのようです。実は、裏道りには、ピンクや赤の怪しげな光を放つ店が商売をしており、かつてこのエリアは台湾一の夜の街として栄えていたそうです。

別の日ですが、足を伸ばして九份へ。MRT忠孝復興駅前からバスに乗り込み、舊道バス停で下車します。所要時間は40〜50分ぐらいだったと思います。帰りはバスで瑞芳駅まで行き、そこから電車で台北まで帰ってきました。

九份の先には金瓜石という、ゴールドラッシュに湧いたかつての街があります。次回は、そちらまで足を伸ばしてみようと思います。

お茶で有名な猫空(マオコン)も訪れてみました。台湾人が、一度茶藝館に入ると小一時間は出てきません。すぐにお茶談義に花を咲かせてしまうのです。

猫空へはMRT動物園駅で下車し、そこからロープーウェイで山を登ります。私が行った時にはロープーウェイが点検中で動いていませんでした!代わりにローカルな小型バスで向かいました。お茶農家が営む茶藝館と、眺めが良いカフェやレストランが点在しています。

次回、台湾を訪れる機会があれば、美しい夕日で人気の、淡水を是非訪れてみたいと思います。

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