摩訶不思議なお湯!?「紅葉館」七味温泉/長野 (Shichimi onsen, Nagano)

温泉宿へ行くといえば、やっぱり長野へ足が向いてしまいます。静岡や熱海、箱根など東京から近い温泉もあるのですが、清々しい山の匂いや、ちょっと田舎な気分を味わえる、一番近い場所が、私にとっては長野なのです。

今回は、「日本で最も美しい村」連合に加盟している、長野県高山村にある高山温泉郷の1つである、七味温泉へ行ってきました。近くには、白根山草津温泉があり、ちょうど群馬県との県境近くにある温泉郷です。周辺にはいくつか宿がありますが、「紅葉館」さんを選びました。結果、大正解!こじんまりとした佇まいに好感が持てます。あまり、商業的な雰囲気が漂ってこないのが良いところですね!とっても気さくな女将さんが出迎えてくれました。館内に入ると、誰かの家の居間を少し大きくしたようなロビーがあります。季節の植物が飾られており、味のある雑貨がアクセントとなっています。地元のアーティストの作品でしょうか。力が抜けるような、なんとも言えない表情をしています!のんびりしたこの宿にぴったりです。お土産処には、こちらも地元の方が作ったであろう、蔦で編んだカゴや、郷土食が売られています。見ていて楽しい!本日のお部屋は、”笑美”という、角部屋です!清潔感の溢れるお部屋には窓が2面にあり、すぐに緑が視界に入ってきます。実は、窓のすぐ下には道路が走っていて、この宿は橋のたもとにあります。しかしながら、窓からは、こんなにモッサリした木々の緑も楽しめます。実は、紅葉館は、その名の通り、秋には見事な紅葉が楽しめる旅館として有名です。ピークシーズンには目の前の道路には大型バスが止まり、多くの人が紅葉目当てにやってくるそうです。夏に行けば、美しい新緑を楽しめるというのに、宿には私たちの他には一人旅の男性しか宿泊していませんでした!ラッキー!いいですね、七味温泉

高山温泉郷には、松川渓流沿いに8つの温泉地があり、その1つが、いちばん上流に位置する七味温泉です。その昔、源泉が7つあったことに由来しているようですが、優しいミルキーグリーンの色をしたお湯は、ほっこり体が温まります。かなり良質! 洞窟風呂を通って露天風呂に到着〜。ちょっとした探検気分で恐る恐る進むと、先には開放感たっぷりの大きな露天風呂が広がります!立ったら外から丸見えですが、ちょうど目の前の橋の工事をしていました。秋にはこの緑の草木が真っ赤に染まります!紅葉館には、炭色の湯という黒いお湯も楽しめます。1人用の小さな浴槽のみですが、70度と30度と異なる温度の2つの源泉を混ぜると、黒いお湯になるそうなんです!もともとは両方とも、透明なお湯なのに、化学変化を起こして黒くなるのですが、不思議ですね〜!お食事もまずまず、いや、休前日にも関わらず1泊2食付きで15000円/人、という料金を考えると、それ以上のお料理だと言えます!宿の名物は「りんごのグラタン」、美味しかった!朝ごはんは、多すぎでもなく少なすぎずもなく、ちょうど良くお腹が膨れる量ですね!こういう朝ごはんを毎日食べたいなあ〜。紅葉館は、野生のタヌキが出没するので有名なんです。宿のホームページにも書いてあるように、この宿の特徴は、温泉、紅葉、そしてタヌキ!女将さんが餌をあげているので、とても人懐っこくてまじかに寄っても逃げもしません。まるで猫のようです〜。宿の近くには、ちょっと散歩できるような小道もあります。車で40分ほど北上すれば、雄大な景色が広がる志賀高原に行くことができます。また、七味温泉を訪れた際には、近くの人気の温泉地へも足を伸ばしてみてください。群馬の万座温泉、同じ高山温泉郷にある山田温泉五色温泉などがあります。冬には、山田牧場のYAMABOKUワイルドスノーパークがオープンします。

この辺りは、東京からのアクセスも悪くないのでまだまだ開拓できそうな気がします!再訪を楽しみにしています!

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