岡山駅からローカル線に揺られて、茶屋町という駅まで20分。そして電車を乗り継いで、更に20分かけて、直島行きの船が出る、宇野港の最寄駅、宇野駅に到着します。
決して、楽な道のりではありませんが、瀬戸内トリエンナーレ(芸術祭)で注目されて以来、直島は、世界中の人を魅了し続けています。
直島はさほど大きくない島で、島内には路線バスが走っていますが、タクシーは1台しかありません。路線バスの時間を気にしないで、島内を観光したければ、自転車を借りるのが良いでしょう。
焼杉板と白い漆喰の壁で出来た家が、この地域の伝統的な家の様式のようです。こんなところにもアートが。
宿は、ベネッセハウスさんにて、お世話になりました。パーク棟、ビーチ棟、オーバル棟、ミュージアム棟、と4棟にカテゴリー分けされています。
パーク棟は、フレンチレストランやスパにも近く、広々とした眺めが楽しめます、
誰もが、写真を撮りたくなってしまうであろう、直島のシンボル。
瀬戸内海の海の色は、薄いエメラルドグリーンでした。
杉本博司さんの作品です。この神社の下には石室が作られていて、外側から、横穴のような通路を通って、中に入る事ができます。
敷き詰められた白い石と、ガラスの階段が清廉な印象を与えます。
足を伸ばして、豊島へ。豊島でもタクシーは1台しかありません。が、レンタカーはあります!
豊島は直島に比べて、道のアップダウンが激しいので、やはりバスでの移動になりそうです。
私はオフシーズンに行ったので、誰もおらず、島内唯一の秋山タクシーさん (Tel: 0879-68-2111) を予約しておきました。 オフシーズンの島は、どこかしら寂しげな印象を受けました。まず、人に出会う事があまりありません。
豊島ではかつて、島民たちの反対を押し切って、産業廃棄物処分場が建てられ、廃棄物が不法に処分されていました。この雰囲気はその名残なのでしょうか。
現在では隣の直島に習うべく、アートな島として知られていますが、その影では、かつての豊かな島を取り戻すべく、島民たちが長期間に渡り、闘い続けたという背景があります。豊島では、家浦港で船を降り、観光した後に、今度は唐櫃港から再び船で、宇野港を目指します。
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