宮崎県、飫肥(おび)。日南(にちなん)市にあるこの街は、飫肥城とその城下町で知られ、歴史を感じるその街並みは、重要伝統的建造物群保存地区とされています。明治初期までの約280年間に渡り、飫肥城の主である伊東氏が納めていた城下町です。
遥か昔のことですが、うちの母方の先祖は、どうやらこの飫肥城からお嫁さんにやってきたらしいのです。ということで、先祖ゆかりの地へ行ってみようと、毎年恒例の母との夏の鹿児島旅行は、飫肥に立ち寄ることにしたのでした! 飫肥城へのアプローチは少し坂になっています。木々の緑がとても綺麗。 1978年に復元された、大手門。重厚というよりは、シンプルで気軽に出迎えてくれるような門構え。白い壁と瓦屋根が綺麗。入場は無料なので、入館時間中は自由に出入りできます。
九州と言えば島津氏が有名ですが、飫肥城を巡って島津氏と伊東氏の争いが約100年ほども続きました。最終的には、1587年に豊臣秀吉から伊東祐兵が城主として認められ、以降、280年間に渡り伊東氏の居城となりました。 この白い壁の向こうには何があるんだろうと、早く見たくて、階段を駆け足で登ってみたよ! 飫肥杉が生えている開けた土地が。お城の中にぽっかりと森のような空間があるのって不思議。飫肥杉は樹脂を多く含んでいて水に強いので、船に使われることが多かったそう。宮崎県の木に指定されています!飫肥の城下町は夏休みだというのに、あまり人気がなくて静かでした。祖母の家と同じような門構えの家が並んでいます。石垣に囲まれた武家屋敷の門です。
城下町の水路には、鯉がたくさん泳いでいます!とても綺麗〜!足元に大きな鯉が泳いでいる日常って非日常的〜!
飫肥へ行ったら、郷土料理の「厚焼き卵」をぜひ食べて見てください!築地で売っているような卵焼きではなくて、プリンのような甘い卵焼きです。
ちょっと立ち止まって、冷たいお茶と卵焼きで休憩♪こちらのおびの茶屋さんの厚焼き卵は、昔ながらの作り方で1つ1つ丁寧に作られています。卵は20個が、炭火でじっくり焦げないように焼き上げられてた、アート作品のような卵焼きです。今回のお宿は、かんぽの宿日南。飫肥観光にはアクセスが良いのでココにしました。飫肥駅からはタクシーで約5分です。ツインのお部屋は37平米で、十分な広さがあります。一面の窓から見える景色が最高!小上がりがついていて、お茶を飲んだりしてくつろげます。夕食は豪華ではありませんが、地産の食材を使ったシンプルで健康的な内容です。
飫肥駅は、飫肥城と同じく、白壁に瓦屋根です。さて、恒例の鹿児島へ向かいましょう!
<HOTEL>
かんぽの宿 日南
<ITINERARY>
Day 1: 宮崎空港〜電車で飫肥駅〜かんぽの宿 日南
Day 2: チェックアウト〜タクシーで飫肥城〜城下町散策〜タクシーで飫肥駅へ〜鹿児島駅〜鹿児島市内泊
<MAP>
<MEMO>
飫肥には一棟貸切の気になる宿があるのだ!泊まってみたいな。
勝目亭
合屋亭