兄弟愛の街、フィラデルフィア。ペンシルベニア州都であり、全米で5番目に大きな都市です。
古代ギリシア語で「兄弟愛の市」を意味するフィロス=愛、アデルフォス=兄弟、ア=都市名につく語尾形、から「フィラデルフィア」と、アメリカに渡って来たウィリアム・ペンという人が命名したようです。
映画ロッキーの舞台として知られていますが、アメリカ合衆国独立に関わった人たちが多く集った地でもあります。
現在の独立記念館では、独立宣言の起草が行われたとされ、ここでは歴史に大きな意味を持つ自由の鐘(リバティベル)を見る事ができます。
禁酒法時代には一転して、マフィアがはびこる治安の悪い街となったそうで、現在でもその名残が見られます。
街の中心地をドーナツのように治安の悪い地域が取り囲み、更に川を越えた隣のニュージャージー州カムデン地区は、アメリカでも治安の悪い地域として有名です。
しかし!フィラデルフィアの街の中心部は安全で、普通に観光できます。
フィリーの住人は、とってもフレンドリーなので居心地の良い街です。気さくで飾らず、親切な人が多い印象〜。
そしてフィラデルフィアは、壁画の街でもあるのです。街中、いたるところに壁画が沢山あって、2700以上もあるらしく、壁画を見て回るツアーも人気なんだとか。
名物のフィラデルフィアチーズステーキです。どのへんがチーズステーキなのかよくわかりませんが、とにかくそういうネーミングです。
パンに、ビーフの薄切り肉とチーズが、たっぷり詰まってます。
フィリーには、Eastern State Penitentiary という、1829年から1971年まで使われていた、刑務所があります。
放射線状に伸びる通路があり、両側には独房が並びます。そのデザインから、放射線の中心にいる看守は、隅々まで見渡す事が出来たと言います。
有名なギャング、アルカポネも10ヶ月間こちらに投獄されていましたが、彼の独房は、他とは違い、スイート仕様だったようで、とても優遇されていたそうです。オールドシティのエリアです。壁の文字が、昔からずっとそこにあるよう。この辺りは古い建物が集まっているので、歴史を感じながら散策するのがオススメです。
サウスストリートにはバーやレストラン、ショップなどが沢山並んでいます。カラフルな、長屋のような建物が目立ちます。
街の中心地、センターシティの一コマ。
16th st辺りまで来ると、近代的なオフィスビルもあります。フィラデルフィアにはアムトラックが止まります。30th street station から、アメリカ横断の旅に出るのも良いかもしれませんね。
<MAP>
<TRAVEL MEMO>
フィラデルフィアへ行くなら、ロッキーを見てからどうぞ。これぞアメリカン・ドリーム!この映画が公開された1976年当時と、現在を比べてみても、イタリアンマーケット等、あまり街の様相が変わっていないエリアがあって、面白い。
フィリー出身のウィルスミス。映画によく出ていますが、元々は歌手。SUMMER TIME のPVはフィリーがロケ地。